こんばんわ。るーです。本日もよろしくお願いします。
本日はMasters枚方戦を振り返っていく記事です。
珍しく実践的な?当時、自分が何を考えてどう闘っていたかを振り返っていきます。
~調整~
今回はコロナ渦という事もあり、十全にデッキをプレイする環境がコロナ前と比べて圧倒的に少ないなか…嬉しい事に比較的コミュニティ内でプレイする機会があったので、取り敢えずは明確にアドバンテージを取りやすい【土水ソフィ】と自身がもっとも得意と自負するカラー風。そのマルチの中でも強烈なテキストが搭載された【12-116L】ロック。殲滅力の高い【12-114R】バラライ等の【氷風】のデッキを中心にプレイを重ねてきました。十三弾で追加された【13-109R】ホープなど氷風のマルチのみ方向性が全て同じ方向に向いているのもあってマルチの中では土水と同じくパワーを感じる組み合わせとは感じていました。
そうして時間が取れる限りは練習を重ね、Mastersが開催。
初週にて横浜で【土水ドーガ】という思い切ったデッキが登場し、FFTCG公式のDiscordサーバーにて使い手のしどさんがアーカイブを利用しての振り返りなんかを語っておりその時にスタンでの構築についても話が聞けたのも勉強になりました。もし、ドーガが流行るのであれば【火単侍】に対してもかなりペースの早いゲームを押しつけられるという知見を得て自分自身でもドーガデッキを作成して回してみましたが、流石に一週間前…三日前で握るにはあまりにも使い手の力量不足が明確に浮き彫りになり、他にも【水雷バイキング】というある種博打デッキなんかを握りかけもしましたが…w
最終的にはもっともプレイ回数が多く、自身のプレイスタイルにフィットする風を織り交ぜた【氷風Ⅷ軸】を持ち込みました。
~一回戦~
内容を把握しているので、四点まではバックアップのリソースを【13-031R】ラグナと【12-116L】ロックによって奪い続けて五点目以降はフォワードを縛り付けていくプランを選択。chipテキストによる展開を目論むFFTですが場に縛りつけられるとテキストを使う事すら怪しくなっていき【13-090L】オヴェリアによるSアビリティも縛り付けられ使えないというもどかしさ。
原型と少しだけ違う点は【9-113H】ファムフリートも採用された感じでしたが、元より扱うフォワードがマイナスコストに突入しているカードばかりなので苦になる点などなく終始回答を持って勝利。
~二回戦~
テテオスカリー 〇
此処からその日全てのスカリーと対決する羽目になるとは露知らず(^ω^)
このデッキもぱっつぁん名人が回しているのを知っている為、テテオを縛り付けてしまえば動きは鈍ると判断しラグナやロックでテテオを縛り続けるプラン。この時は色を縛りつける事に固執してしまい終わってから【11-056R】フィオナを縛りつけた方がもっと安全に戦えたという事を実戦で学ぶ。
元よりコンボビートのデッキなのでカードが揃わず、かといって盤面に中途半端におけば【12-114R】バラライで食われることは理解しているから出す事も叶わず…。
完全にマウントを取っての勝利。
~三回戦~
雷単 ver.SKR
まさかのほぼ完コピしたデッキ。後から聞いたところSKR君に師事してFFTCGデビューを果たした新規プレイヤーさん。
初手【10-101L】ライトニングをぶっ放す度胸は僕にはありません…。
ということで初手にてブレイクゾーンにライトニングのテキストを満たすオーディンを貯めこみながら出され…これはライトニングが睨みを利かす辛いゲーム展開になるかな?と思っていましたがデッキの性質上どうしてもダメージレースに勝たないといけない為に即座に殴りかかってきたため、此方もバックを置いてキャストを稼ぎつつ殴って寝たライトニングをロックで討ち取り流れを掴むも殴ってEXバースト【1-124R】オーディンが捲れる始末。運が悪いと言えば悪く、元より出し入れするロックだからまだ被害は軽微だと納得させてゲームを再開。
【12-075R】アルバや【11-140S】カダージュなども登場してきますが、バックアップが極端に少ない構築なのでラグナにてフォワードを縛り付けつつバックアップも縛りつけることによりコストとヘイストによる奇襲を防いでいくプランを選択。
ダメージレースは一進一退。二体目のライトニングによって【12-077H】オーディンを手に持ってこられ、とうとうリソースやフォワードを縛り続ける事が困難に。
どうしても縛り続けられなく止まってしまえば負けてしまう都合上、致し方なしに五点目を与える。この時点で僕のダメージは五点。
【13-079L】ベヒーモス・Kを引かれれば負けという天運に身を任せ相手にターンを返しましたが引くことが出来ず、そのまま此方の勝利。
元のSKR君のデッキと違い二枚採用とのことでしたが、引けない時は引けないのがカードゲームですねぇ…(;・∀・)
この日、もっとも相手にして厄介なデッキでした。
~四回戦~
名人テテオ 〇
個人的には名人をテテオスカリーのカテゴリー区分にはしてません(((
アレはただの無限テテオだ…!という事で二戦目で得た経験を生かして今度は間違えることなくテテオとフィオナを縛り続けるプラン。どうしても無限コンボ軸の為に、揃えないといけないカードがテテオスカリーより多くサーチがフィオナでしか利かない【5-067R】ミューヌが手に来ない事により、コンボ始動ならず。
無限に怯えながら殴り続けて勝利。もう少しアグレッシブに殴ればよかったのか?
それでも二回はシャントットで流されてしまっているので結果的には攻め手はアレでよかったのだろうか…?悩みつつも次戦へ
~五回戦~
火土マーシュリッツ 〇
自身でも組み上げたことのある火土マーシュリッツ。【12-002H】アマテラスと【9-068H】ドラゴン等で相手の行動を妨害し【13-129S】フィリアのリセットも内蔵したコントロール型。立ち上がりが【4-022R】モンブランからの【11-072R】デシとかなり大振りな動きでしたのでラグナを投下し、コントロールする為のリソースを奪うプランを開始。
スコールも要る状態のラグナを落とすとなると【10-132S】ティナから【10-002H】イフリートを打ち当てるしかないだろうが、バックを封じられリソースを手札から吐き出さないといけないなら【13-129S】フィリアでダメージも取り返すと考えられたのか、手札四枚切ってのフィリア投下。手札を吐ききった状態となり此方は苦も無くキャストを稼いでロックで返し。
どうしても大振りなバックアップからの立ち上がりとなるとラグナの標的になりやすいですね。終盤ようやっと出てきたマーシュリッツも防御に使わざる負えない時点で勝敗は明白でした。
~六回戦~
テテオスカリー ×
全勝が見えてきましたが、やはりそういう人間じゃないので負け(^ω^)
テテオ等を縛りはしたがコンボパーツがちゃんと手の中に入られて、こっちはバラライを引けずで普通に轢き殺されました。ラグナでアタックを遅延出来たとはいえ除去がバラライの一掃しかないので引けなきゃ無理です。
こういう点でもバラライのサーチやスコールやラグナを手元に引き寄せるのにキスティスの枚数を増やすのはありかと思う一戦でした。
とはいえ…
OMW…Opponent Match Win Percentageが見た事ない数値を叩きだして一位抜け。
70%なんて個人的には初めてじゃないかな?
という事で無事にスイスドロー戦を突破して、シングルエリミネーションに
上位はスクショ通りに。そして…この時点で全員当たった事のある人だけなのでお互いの手の内はモロバレではあったが――
~一回戦~
火土マーシュリッツ 〇
五回戦の焼き直し。バックも全く同じ展開。【13-129S】フィリアで早々にリセットを掛けてきたのでラグナを再度投下し今度はフィリアを縛りつける。五回戦でもそうでしたが何とか【10-132S】ティナと【12-002H】アマテラスでラグナを討ち取ろうとするも悉くチョコボやアルテアで避けては出しての繰り返し。お相手バックは伸びないのでコントロールを捨ててフォワード前出しにて対処しようとするも、そもそも真正面からの殴り合いではなく此方は相手の前を寝かしつける一方的な攻め。手の内理解している為、正直負けるビジョンは無くむしろ相手の方があまりにも対処できる札がなさ過ぎて何も有効打を与えられてない感。
最後は手札にロックが入ってきたので場に居る方はブレイク送りにされたいのと、【11-072R】デシを使わせたくて【13-060R】セシルのアタックをブロックして一方的に落ちようとしたが使わなかったので死なずにセシルを討ち取ってしまう。まぁ、どっちに転げようとも事は運ぶしいいかと思っていれば気付いてなかったよう…追い詰められると平常心を失うのは誰にでもある事なんだなと再確認。自分もあがり症だし、大型大会の上位卓でゲーム経験が薄いので心掛けたい…心掛けたいけどいざその場面になったらやらかしてるんだろうなぁ…(^ω^)
~二回戦~
テテオスカリー 〇×〇
とうとう決勝戦。
予選唯一負けたテテオスカリーへのリベンジを果たせるシチュエーション。
一戦目は、本日初めてのブン回り。三ターン目にティターニアを場に出し、リノアも展開しアルテアもある状態。相手のテテオ等はティターニアの出し入れで縛りつける。堪らず素で【9-068H】ドラゴンを召喚し此方のブレイクを一掃してティターニアのプランを潰され、次のターンにテテオの行動を許して一気にスカリーシリーズと【12-116L】ロックと【5-068L】ヤ・シュトラまで展開されるが…此方は相手がテテオという事で待ちに待ったバラライ殲滅の展開。前のターンにヤシュトラと共に着地済み。
単体除去が入り込む余地が少ないテテオ相手ならば場に置いている方が危険が少ないと判断。むしろ【3-056H】ジタンでピーピングハンデスされる方を嫌ったのが功を成した。場に揃っていくカード。お相手の手札は残り一枚。最後までバラライを除去するカードが切られることはなく、残り手札一枚の【11-072R】デシが立っている状態で【12-116L】ロックが着地してきたのでそれだけはヤシュトラで対処。
この時点での手札の内容は、オチュー、リュック、チョコボ、ズー、風バックアップ。
場にはアルテアとオチュー。絶対に負けることはないと確信。相手の手札が仮に【9-114C】不浄王キュクレインの場合でもチョコボかアルテアを経由して出し直せば殲滅コンボは完成。デッキの中に光闇はなくバラライと風のコストを引いてきてコンボ始動。オチューテキストをそうそうに【5-068L】ヤ・シュトラで打ち消してくるが打ち消されたところで、あと四回は起こせるので殲滅しきって叩き込んで勝ち。
二戦目はお相手からジャッジにデッキをシャッフルしてもらおうという提案。
此方も快諾。ということでジャッジのちゅうそんさんにお互いのデッキを渡してシャッフル。そして引いた手札は――
ティターニア、ティターニア、ラグナ、ラグナ、ラグナ。(^ω^)どうせいと(^ω^)?
即座にマリガン。送りたくないカード全部送る羽目になったのでさっさとサーチしてシャッフルしないと…なんて思ってたら。
オチュー、アルテア、リノア、リノア、リノア。(^ω^)じゃっじにころされる(^ω^)
まさかのデスシャッフルでどうにもならず…一応はリノア出して前を攻めに行くも殴ったダメージ全部バーストで順調に相手に回られて投了。次だ次!
ちゅうそんさんにデスシャッフルは止めてぇ!と懇願しての三戦目。
まずまずの手札が入ってくる。バックを置いてターン渡す。
「三枚切って、デシ」
…どうやら、今度はお相手がデスシャッフル食らったようだw
そんな立ち上がりはラグナで美味しく刈り取るのみ。ラグナ投下して、リソースを奪うゲーム展開。テテオが出てくることもなく何とか【1-107L】シャントットで此方の攻め手を緩めようするも立っているアルテアでラグナは引き上げて再度投下。
術を与える暇はないと攻め立てて勝利。優勝!
総括
まず、一言目に出てくるのは…知っているという事は何よりも戦力になるということ。
カードゲーマーさんのネット連載記事にて横浜大会をフィーチャーした記事のタイトル【未知こそ最大のアドバンテージ】という言葉を逆の意味で噛み締める体験でした。個人的には一番最初でも触れた通りに、自身が所属するコミュニティにて練習できた事。FFTCGの公式Discordにもお邪魔する機会は多く其処でも多くのデッキや考えに触れる事が出来た事こそが今回の優勝に繋がったかな?という手応え。
自分は対戦相手のデッキの大体を把握し、逆に相手は自分のデッキの動きがあまり把握できてないという試合が多かった。一概に全てが一緒という事はないが、何を目的としてどういうゲームプランを構築していくのか?という点は大体掴んで行動を起こしていました。今回使った【氷風】はその構成上、「相手のリソースを奪い続ける事による実質的なハンデス及び行動阻害」を目的に構成されたデッキです。一般的に氷風のパッと思いつく戦術はキャストを稼いでの【12-116L】ロックや【12-114R】バラライによる一掃コンボが思いつくことでしょう。しかし、自分のデッキはあくまでその二つは補助であり…もっとも通したいカードが【13-031R】ラグナと【13-024R】スコールによる臨機応変な戦況コントロール。故にキャラクターと幅広く取られたテキストであっても縛りつけるカードを間違えれば自身が窮地に立ちやすいという点も浮き彫りになる戦術です。
相手が最も嫌うこと、相手がやりたい事をちゃんと理解して行動を起こさないと何もできないままに押し負けるデッキ。
高コストブレイク。ハンデス。モンスターブレイク。ブレイクゾーン回収。キャラクターを対象にダル凍結。逆にアクティブ。盤面一掃にしたりと…何でもできる。
何でもできるように見えて何にも出来ないという矛盾感も抱えたデッキ(^ω^)
明確に機能する除去なんてバラライの一掃しかないし、バラライしたの二回程度でした。
以上、るーのMasters枚方レポートでした。
次は純正の風単で優勝したいなぁ…。とはいえ、今のカードプールではどうにもならんというのが個人的な感想なので、公開されているアデルや未公開のビスマルク辺りが活躍できるカードが欲しい。具体的に言うと時間を稼げるフォワードだしながらバックを伸ばせる手段をください。あと【7-128H】ユーリィの呪縛から解き放してください。このままだと個人的に神龍と【13-103L】マーテリアのまた光に頼る戦いになってしまう(;・∀・)